学校に行きたくても行けない現実
2012年のバリ島全体での中退者は1407人であり、地理的にはあまり偏りは見られなかった。細かく見ると、小学校では536人、中学校では368人、高校では178人、高等専門学校では325人であった。
地域別では、バリ島東部に位置するカランガスム県で、小・中・高等学校の最低の中退率が見られた。一方で、高等専門学校の中退者が1番多かったのは首都のデンパサールであった。
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奨学金制度による打開策
この問題に対応するために、バリ州政府は、教育文化庁の助言に従って、来年度に向けて中退する児童、学生のための奨学金制度を設置する方針を明らかにした。
バリ州の教育・青年・スポーツ部長のアナク・アグング・ヌグラ・ゲデ・スジャヤ氏は、
「このプログラムの予算は中央政府から出ているわけではないが、2013年度の地方収入歳出予算の変更に組み込めるよう模索中だ。」
と語る。
2013年度、バリ州政府は、恵まれない子供たちにさまざまな奨学金を提供するために予算を割り当てている。これによって、経済的な余裕がないために学校を辞めざるを得ないという子供たちを減らす試みだ。奨学金の対象は、小学校から大学まで含まれている。
▼外部リンク
Bali Times: Bali Establish Post for Dropout Children
http://www.thebalitimes.com/