注目されるバイオ燃料の一種 バイオガス
バリ島の家庭にバイオガス生成機を配布することで、家畜の排泄物を利用して、環境にやさしいガスに変化させる取り組みが行われている。
プログラムは、インドネシア家庭バイオガスプログラムと呼ばれ、現地ではBIRU(Biogas Rumah)ともいわれる。各家庭に、地域に根ざしたエコなエネルギーを供給するもくろみだ。
(Biogas Rumahホームページより)
2009年5月から開始され、4年計画のこのプログラムによって、3月9日付で、現在、バリ島の9県で405の家庭にバイオガス生成機が取り付けられている。
非枯渇性の再生可能資源
バイオガスを発生させるには、20から40キロの家畜の排泄物をパイプを通して生成機につなげられた容器に挿入する。
利用者は、作られたバイオガスを料理や家屋内の照明に使えるだけでなく、生成過程からの残留物を農場の有機肥料としても利用することができ、一石二鳥といえる。
一家庭に生成機を1台備え付けるには、750万ルピア(774ドル)の費用がかかる。しかしながら、この費用がまかなえない家庭ももちろんある。そんな人のために、各県の行政は半額もしくは全額の補助金も用意している。
▼外部リンク
Biogas Rumah
http://www.biru.or.id/en/index.php/biru-program/Jakarta Post: Biogas program turns waste into benefits
http://www.thejakartapost.com/bali-daily/