フォーシーズンズで5月26日(月)~7月23日(水)展示
バリ出身の芸術家、ワヤン・ウパダーナの個展が、フォー シーズンズ リゾート バリ(Four Seasons Resort Bali at Jimbaran Bay)で開催される。期間は5月26日(月)~7月23日(水)。
ワヤン・ウパダーナは1983年、バリの南東部ギャニャールに生まれた。インドネシア芸術大学を卒業(専攻は彫刻)すると、積極的に複数の展覧会で取り上げられるようになり、インドネシアの展覧会でも数々の賞を受賞。その傑出した才能は国内で広く認められている。
近年の展示は、2014年「Return Economy」フリーマントル アートセンター(オーストラリア、パース)、2013年「Genome Aesthetic」スダカラ アートスペース(バリ)、「SEA+ Trienalle」、ナショナルギャラリー(ジャカルタ)など。
芸術的特徴
彫刻の傍ら、絵画やビデオアートなども手がけるウパダーナ。彫刻以外の芸術様式を創作プロセスに取り入れたり、それらの境界線を取り払うことで生まれる空想や自発性を取り入れたりしている。
絵画では、独自のシンボルを作り出す課程の中で、己のアイデアとの対話から柔軟性というものを身につけた。
氷、チョコレート、しずくなど、彼の作品には溶ける素材から触発されたものが多数存在する。特徴的なのは有機体の形とバリを象徴する何か(人間、動物、植物、バロング刀、バリのお面など)を融合させていることだ。
また、感触や印象に重点を置いた作品では、ウパダーナの関心がより興奮、悲しみ、滑稽さ、好奇心といった感情的価値に向いていることも特徴の1つ。
作品のメッセージ
ワヤン・ウパダーナにとって、芸術とは創作課程そのものと創作から生まれるもの。
故郷、家族、環境を通じて普通の生活に関係する文化的な問題を深く掘り下げたときに、彼が捉えたものがそのまま作品の閃(ひらめ)きにつながっている。それは 社会や自然環境への批判でもあるのだ。
若きワヤン・ウパダーナの作品から、バリの違った側面が見えてくるかもしれない。フォー シーズンズ リゾート バリで彼のみずみずしい感性に触れてみてはいかがか。
▼外部リンク
Four Seasons Resort Bali at Jimbaran Bay
http://www.fourseasons.com/jimbaranbay/What's New Bali
http://whatsnewbali.com