バリ州知事、違法ツアーや違法業者の摘発を強化
バリ州知事は30日、バリ島の観光イメージに泥を塗りかねない違法な観光ツアーや違法業者を取り締まるよう命じたと、The Bali Dailyが報じている。
知事である、マデ・マンク・パスティカ氏は、これまで、違法行為に対しは甘すぎた面もあったが、今こそ取り締まりを強化すべき時だと話す。違法営業は閉鎖させ、法に触れた事業主は逮捕するという姿勢を示した。
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イメージに大きく左右される観光業
同氏は、バリは世界の観光地であり、観光事業は島の経済を支える大きな柱であるため、観光業の在り方がバリのイメージを大きく左右する点に触れた。
また、4人の中国人観光客が犠牲となった最近のバス事故にも言及し、このような事故を2度と起こさないためにも、輸送業者には、すべての観光用車両を繰り返し点検するよう求めた。
グレイゾーンへの対策は依然不明瞭
現在、事業団体に対し社員名簿を提出するよう、求めるパスティカ氏。報道機関に対して、違法企業を公表するべきだとする考えを示している。
一方、観光業としての事業登録を行っていないグレイゾーンの業者に対し、どんな行動をとるのかは依然不明瞭なままである。グレイゾーンには観光情報を発信する事務所や、イベント、結婚式、ツアー企画などを売り込むウェブサイトのなどが含まれる。
バリの明るいイメージを保ちつつ、よりポジティブな未来につながるよう、今後の取り締まりの進め方に期待したい。
▼外部リンク
Bali Daily
http://www.thebalidaily.com