巨大凧が空を舞う
今年もカイトフェスティバルの時期がやってきた。日程は7月18日~20日、場所はパダンビーチ。
夏のビッグイベント
7月のビッグイベントの1つでもあるバリ カイトフェスティバル。何百もの大型凧を大空に上げ、デザインや上がり具合などを競いあう大会である。
カイトフェスティバルにあたり、バンジャールと呼ばれる地域コミュニティーの人々は、凧のデザインや構成から実際の凧あげ作業に至るまで、一丸となって一生懸命取り組む。中にはバスやトラック並みに巨大な凧をあげるチームもいるという。
宗教的意味合いを持つカイトフェスティバル
当日、参加チームは自分たちのガムランオーケストラやチアリーダーを伴って登場する。10メートルの巨大凧が20人の男性の手によって大空に舞い上がるとそれが競技開始のスタート。
バリの人にとって、凧を揚げるという行為は宗教的意味合いを持っている。元来、凧は神へのメッセージを送る手段として用いられていたからだ。
凧作りに関わるあらゆるステップを経て、カイトフェスティバルは明るい未来を願う儀式的なものとなっていった。伝統的な凧はヒンズー教の神を表現した魚や鳥の形をしている。
バリの夏の大きなイベントである賑やかでカラフルなカイトフェスティバル。空を彩る無数の大型凧にバリの夏を感じてみては?
▼外部リンク
Bali Discovery
http://www.balidiscovery.com/messages/message.asp?Id=10735