バリ西部国立公園のサルやシカがハイウェイに大移動!
バリ西部国立公園から何百匹もの野生ザルがジュンブラナエリアのデンパサールとフェリー港を結ぶ高速道路を占領していると、9日、Bali Discoveryが報じている。
現地の新聞、アンタラニュースによると、このサルの大移動は、干ばつが引き起こした食料不足によるものと、専門家らは考えているという。
道路に座り、自動車から捨てられた食べ残しを探すサルの軍団
同ハイウェイを頻繁に利用する、あるトラック運転手の1人は次のように話している。
「何百ものサルがジャングルから出てきたのは6カ月前ぐらいから。多分、長い干ばつが原因でジャングルに食べ物がなくなったからなのでは。」(Bali Discoveryより引用)
通常では見られない光景
サルに食べ物を与えるために車を停止した人々は、シカが近くのジャングルを抜け出して食べ物の探しに道路の端にいる光景も、あまり見ないことだと話している。
サルたちは本来持つ人間や乗り物への恐怖心を失っており、駐停車する車にも大胆に接近してくるという。
動物らの現状に気づいたドライバーらはパンやフルーツを運びサルに与えている。そのため、動物に占拠されたエリアでは、当局によって、道路脇に新たな標識が設置された。
それはドライバーらに動物と衝突する危険性を認識させるためのものだという。
▼外部リンク
Bali Discovery
http://www.balidiscovery.com/messages/message.asp?Id=11215